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張り合いがない・・・

週末母のところに行ってきました。
微熱が治まったので、お風呂に入れてもらい、髪もカットされて、こざっぱりとしていました。
胃ろうで朝に栄養剤、夕方はポカリスエット注入で、経口摂取は引き続き取り止めですが、栄養がきちんと取れるようになったためか、思いの外、母の顔の色つやは良かったです。
ひとまず落ち着いたようなので、安心しました。

帰りがけ、ホームの玄関で久しぶりにお仲間のSさんとお会いしました。
Sさんの奥様も、昨年秋に口からの摂取が難しくなり、胃ろうを選択されました。
胃ろうを造設された直後にお会いしたときには「もう少し一緒にいたいもんね・・・」とSさんは仰ってました。

はじめてSさんご夫妻にお会いしたのは3年近く前、母がホームに入所して毎土曜日に食事介助に通っていた時に、Sさんも同じように奥様の食事介助をされていて、面会室で、車椅子を並べて食事介助をするようになりました。
Sさんの奥様は認知症ではなく、全身の筋肉が衰えていく難病を患っておられましたが、あの頃は時々お話しをされていましたし、私の母も意味不明ではあっても話したり笑ったりができました。

今、Sさんの奥様は喋ることはなく、またSさんの問いかけにも反応があまりなく、認知症の症状も見られるそうです。
Sさんがぽつりと「食事介助もないし、話も出来ないし、ここに来てもすることがなくて・・・張り合いがないんだよね。つまらないって言うか、気分が落ち込むんだよね」と・・・

奥様が難病を発症されてから20年以上経つと以前うかがいました。
Sさんは70代後半、長年介護をされ、今の奥様の状態を目の当たりにして、疲労感や悲しみといった単純な言葉では表せない、私などには想像もつかない複雑な思いがおありだと思います。
そして、当たり前ですが、夫婦間の介護と親子間の介護では、その思いも全くちがいます。

これまで、いつもお元気で、冗談ばかり言っていらしたSさんの「張り合いがない」という言葉に、
「昨年から奥様の状態が急に変わられて、Sさんもかなりお疲れが溜まっているでしょう。ご自分の体第一優先でゆっくり休んで、お嬢さんのところに行かれるとか少し気分転換をされた方が・・・」
と、ありきたりのことしか言えない私でした。。。




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テーマ : 認知症の介護
ジャンル : 福祉・ボランティア

Comment

No title

翡翠さん、こんばんは。

お母様、落ち着かれているようで良かったですね。
お顔の色つやが良くなられたとのこと、目に見える快復の様子は嬉しいですね^^

ここにもたまに登場されていたSさんですね。
時間の経過とともに、少しずつ進行されていたんですね。

親の介護は、順番だから仕方ないことと思えますが、若い時からのご夫婦の介護はというのは、また違った想いがおありなんでしょうね。
20年くらい前からというと、ちょうど私たち夫婦もその年代です。
子供たちが巣立って、これから二人の時間を大事にしたいと思う時期です。
そんな時からのお世話、さぞお辛いと思います。

どんなことばをおかけしたらいいか、本当にわかりませんね。。。

No title

翡翠さん、こんばんは。

病気の方やその家族を支えてくれるのは、医療だけではないように思います。別にどの宗教というのではないけれど、「ああ、私たちからすこしずつ遠ざかって行くんだな、きっと天国に少し近づいているんだな」と思うと、辛さが少しは和らぐ気がします。儀式や教義とは関係なく、老いていく人の安らぎを祈ることには心を慰めてくれる意義があると、最近よく感じるようになりました。病んでいる人たち、それを見守る人たち、みな少しでも心安らかでありますようにと祈りの言葉を心の中でつぶやいています。

どうもありがとうございます

みかんさん

どうもありがとうございます。
母には暫く落ち着いていてもらいたいです^^;;;

Sさんご夫妻ですが、そうですよね、やっと親の責任を果たしてこれから・・・というところだったでしょう。どんな思いで20年もの間を過ごされてきたかと思うと、どうお言葉をかけたらいいのか分かりません。
Sさんは、気晴らしに日帰りのバス旅行とかに行こうかと思うんだけど、やっぱり夫婦で参加されている方が多いしね、俺、1人じゃ、なんだかなぁ・・・とも仰っていました。

夫婦の介護、私達も決して他人事ではありませんね。。。

まつこさん

どうもありがとうございます。

「ああ、私たちからすこしずつ遠ざかって行くんだな、きっと天国に少し近づいているんだな」
そんな風に考えられたら、少し気持ちが楽になりますね。
良い言葉をいただきました。
全ての人に公平に訪れる老いと死・・・送る側も送られる側も心穏やかに迎えることができたら、どんなに良いでしょう。少なくとも祈り願うことは忘れてはいけませんね。

No title

こんばんは。

お母さん 落ち着かれたようで安心しました!

これで体力がつき 元気になられますね。
Sさんは長く 奥様の介護なさってきたんですね・・・・・

いずれ私も旦那さんに看てもらうようなことがくるのでしょうか?
然し 出来るなら私が旦那さんを介護したいと願ってます

翡翠さんも 心労からお疲れになったと思いますが
お身体気をつけてくださいね。

No title

介護と育児がよく比較されますが、介護者にとって何が一番つらいかというと、介護の終わりが決して明るいものではないことだと思います。

一生懸命時間をかけ、心をこめて介護して看取ることは充実感より喪失感の方が大きいよね。
Sさんのお気持ち、痛いほどわかります。
ただ、寄り添う時間が長ければ長いほど、気持ちの準備ができることも事実。
辛いけど、愛する人との時間を共有できたことを感謝したいですね。

Sさんはじめ、今まさに介護しているすべての人に穏やかな時間が流れていくよう祈ります。

どうもありがとうございます

うさぎさん

母のこと、いろいろ御心配いただき本当にありがとうございました。
これで一息つけそうです。

親の介護が終わったと思ったら、次は夫婦間ですね・・・^^;;;
私も出来れば介護する側に回りたいと思います。

リリーさん

仰るとおり、育児は将来に希望が持てて喜びを伴い、介護は先が見えず最後に待っているものが分かっている辛さがありますね。

気持ちの準備期間・・・私も今その時間の中にいるのだと、あらためて思います。
そいういう時間を与えてくれている母にも感謝しないといけないですね。

穏やかな日々

翡翠さん
ご無沙汰ばかりでごめんなさい。
お母様との時間、落ち着いていらっしゃる事が何よりも嬉しいですね。
介護・・・「変わらない」ということが何より大事な事・・・とケアマネさんから、言われた事を思いだしました。
翡翠さんとお母様の穏やかな時間が長く長く続きますようにとお祈りしております。

Sさんのお気持ち、本当にお辛いですね。
陰ながら、見守って、お話をしていらした方だけに、翡翠さんのお気持ちもさぞ、お辛かったとお察し致します。

親の介護、愛する伴侶の介護、子供の介護、
それぞれの立場で、今、まさに、日々を一生懸命に過ごさせていらっしゃる皆様の思いを考えると、一言では言い表せない思いが募りです。
辛いことの方が、多いですものね。
ただ、義母の晩年を共に過ごさせてもらった嫁としては、大切な終末期を
共に過ごさせてくれて、そばに寄り添わせて頂けてこと、今は感謝の気持ちしかありません。
心の準備をする時間もちゃんと残してくれたことも今は、ありがたい時間だったと思えます。
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まとめtyaiました【張り合いがない・・・】

週末母のところに行ってきました。微熱が治まったので、お風呂に入れてもらい、髪もカットされて、こざっぱりとしていました。胃ろうで朝に栄養剤、夕方はポカリスエット注入で、経口摂取は引き続き取り止めですが、栄養がきちんと取れるようになったためか、思いの外、母...
プロフィール

翡翠

Author:翡翠
翡翠(かわせみ)のおばさん
6年余り、アルツハイマー型認知症の実母(要介護4、2009年で72歳)を自宅で介護。
2009年6月、母は特別養護老人ホームに入所。新たなステージの介護に突入しました。
2010年7月、要介護5に。
共働きの夫あり、姑(2009年81才)も同居。子供なし。

好き:
フィッシュ&バードウォッチング、ウォーキング、赤ワイン、食べる、サッカー観戦、旅行

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