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決断とその後の思い

先週の木曜日24日に、母のホームで先生と面談をしてきました。

まず、筋肉の硬縮もあって口が開かなくなって食べ物・飲み物を摂取することが困難になったために、栄養も水分も不足し、体重の減少や体力の低下、血尿、微熱等々の症状が出ている、とのお話がありました。

母が口を開けにくくなってから数週間、このままでは危機的と私自身感じてはいましたが、あらためて先生から現状を告げられるとその重大さにショックを受けました。

母の今の状態で何ができるか、どうしたらいいか・・・点滴では到底栄養も水分も追いつかず、経鼻経管栄養は、と仰る先生に、私は、経鼻経管では手がまだ動く母はその苦しさに管を取ってしまう可能性が高いです!と。

先生は暫し沈黙・・・私は思わず「あとは胃ろうでしょうか」と言っていました。
先生「胃ろうね・・・あれも今いろいろ問題になりつつあってね・・・」
私「胃ろうに賛否両論があることは重々分かっています。欧米では原則、認知症患者には胃ろうはしないことも分かっています。」

先生は、お母さん何歳だっけ?と言いながら手元の資料を見、「74歳・・・若いね、昨日の朝日新聞にも記事が出ていたんだけどね」
私も読んでいました。朝日新聞に長く掲載されている「患者を生きる」のシリーズ、奇しくも、2月23・24日の記事は、60代で認知症になった女性が最終的にはご主人の判断で胃ろうを選択、そのご主人は、自分のために奥様に胃ろうをさせたのではないか、と悩まれていました。

結論として、母には胃ろうをしてもらうことを決断しました。

母自身は、その母(私の祖母)が寝たきりとなり、仕事をしながらの介護を経験したためか、私はポックリ逝きたいと昔から言っていましたので、母が自分の意思表示が出来たなら、胃ろうの選択はしてほしくなかったと思います。
それは分かります。私自身も老後は自然の成り行きに任せ、決して余計なことはしてくれるな、と思っています。

入所時からお世話になっている看護師さんのお言葉は
「語弊がある言い方かもしれないけれど、お母さんがもっともっと高齢だったら、人工的な処置はせずに自然に任せるという方法もあります。でもお母さんは若すぎる。まだまだ出来ることもあります。娘さんたちにとっては、どんな状態であれお母さんの存在が心の支えでしょ。今は栄養と水分をちゃんと摂取できるようにして、体力を回復することが第一。体力が回復してくれば、また口からの食事ができるようになるかもしれません。今出来る最善の選択は胃ろうだと思いますよ。またこれからいろいろ試していきましょう」
でした。

私の気持ちを代弁してくださっていました。

胃ろう造設後は、胃ろうで必要な栄養や水分は摂取し、口腔ケアとマッサージは続け、おやつ時に口から母が好きそうなものを食べさせる、という方向で話し合いは終わり、出来るだけ早い時期に病院に入院、胃ろう造設手術をすることになりました。

昨日、食介に行きました。

最初は頬のマッサージをし、口内も歯茎にそってマッサージをしましたが、食事はデザートのババロアを舐めるように少々だけ、母は元気なく眠そうにしていました。

胃ろう、これしか選択はないのだ思います。

でも、やりきれない、というか、迷う余地はないのに、気分が重いです。
母が口を開けられなくなったのも、実は母の意思なのではないか、などとあり得ないことまで考えたり。。。
多分、私自身の気持が、胃ろう、というところまできてしまった状況、話の展開に追いつけていないために、心がザワザワしているのでしょう。

今週、造設手術に先立ち、一度病院で受診をすることになっています。
私の気持ちはともかく、今は母の体のために、粛々と手続きを進めます。







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テーマ : 認知症の介護
ジャンル : 福祉・ボランティア

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NoTitle

翡翠さん、こんにちは。

介護では、「正しい」決断とか「間違った」決断という区別はつけられないように思います。これまで献身的に介護していらっしゃった翡翠さんが、良かれと思って下した決断であれば、それが最善の選択だと思います。どうか必要以上に悩まずに、ご自身の心身もいたわってください。

NoTitle

まつこさん

どうもありがとうございます。
そうですね。患者や家族が抱える問題や状況は千差万別で、本当に正しいかどうかは誰にも分からないのかもしれませんね。

私が落ち込んでいても問題は解決しませんものね。
元気を出して今週も乗り切ります!
どうもありがとうございます。

NoTitle

翡翠さん、こんにちは。

>娘さんたちにとっては、どんな状態であれお母さんの存在が心の支えでしょ。
涙が出る言葉です。。。
とてもわかってくださる看護師さんですね。

父が危篤になったとき、母は人工呼吸器をつけることを選びました。
そのときは、「生きていてほしい」それだけを思いました。

私も、翡翠さんと同じ立場になったら、胃ろうを選択すると思います。
どんどん痩せていく母に、生きられる方法があるのであれば、選ぶと思います。

お母様のお体のことを考えたら、今は必要な栄養を摂ることが先決なんですよね。
そのために、一番いいと思われた選択ですから、落ち込まないでくださいね。

NoTitle

翡翠さん
辛かったね。
自分の時を思い出してうるうるしてました。
でもね、胃ろうは経鼻チューブと比べても苦痛ではないし、何より口からも摂取できるから。
友人のお母様も胃ろうから、今はふつうに食べれるまでに回復したし。 可能性が残るって嬉しいよね。
看護師さんの仰るとおり、お母様はまだまだ若いし、もう少し頑張っていただかないと。
今度、飯田橋のエドモンドホテルに行ってみますか?
例のケアフード・フレンチです。
またメールしますね。

NoTitle

みかんさん

どうもありがとうございます。

励ましのお言葉、そして、みかんさんも同じような思いだとうかがい、嬉しいです。

段々と食べられなくなってきてから、反応も悪くなり、私の顔を見ても無表情です。
母がもう一度元気になるために、母の笑顔を見るために必要なこと、と思うことにしました。

リリーさん

どうもありがとうございます。

とうとうここまで来てしまったか・・・と、ちょっと、精神的に参っていました。でも、そうなんですよね。口からも摂取できるわけですし、決して悲観的になることはないのですよね。

あのケアフード・フレンチ、いずれ・・と思っていましたが、今こそ食べたいです!
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プロフィール

翡翠

Author:翡翠
翡翠(かわせみ)のおばさん
6年余り、アルツハイマー型認知症の実母(要介護4、2009年で72歳)を自宅で介護。
2009年6月、母は特別養護老人ホームに入所。新たなステージの介護に突入しました。
2010年7月、要介護5に。
共働きの夫あり、姑(2009年81才)も同居。子供なし。

好き:
フィッシュ&バードウォッチング、ウォーキング、赤ワイン、食べる、サッカー観戦、旅行

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