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強し潔し

このタイミングで書くことか・・ちょっと悩みましたが、私の心の記録でもあるので書くことにしました。

昨年11月、義母の妹=義叔母と連絡が取れなくなった騒動の話をしました。
あの時の義叔母の入院は、後で分かったことですが、胃癌の手術のためでした。

8月下旬に、その義叔母より連絡がありました。
7月下旬が、医者から言われていた余命の期限だった、
お葬式に来てもらっても仕方がないので、生きている間に皆に会っておきたい、
担当医が親族に話をしたいと言っているので、病院に来て欲しい、と。
義叔母の状況を心配していたものの、そこまでの状態とは・・・突然の話に義母も夫も私も驚くばかりでした。

担当医の先生のお話では、この(体の)状態で意識がしっかりとしていること自体が驚異的であり、残念ながらいつ容態が急変しても不思議ではないとのことでしたが、義叔母は時折痛みに顔を歪めるものの、先生のお話が俄には信じられないほどしっかりと話が出来ていました。
先週軽井沢で迎えた義母の誕生日の夜も、義叔母からお祝いの電話がありました。

義叔母は、義母の一番下の妹で68歳、私が夫と結婚した時には、既に義叔母のご主人は重度の精神疾患療養中で、数年前まで保険関係の仕事をして家計とご主人を支えてきました。
義叔母は自分の病気が完治せず余命を告げられたことを、私達だけではなくご主人にも話していなかったそうです。

今回の話を聞いたとき、あまりに悲しく残念という気持ちはもちろんですが、夫と私が同じように最初に思ったのは、義叔母に頼り切ってきた未だ療養中のご主人を残していかなければならない義叔母の心内は如何ばかりか・・・ということでした。

そして、夫と2人で話したことは、万が一の場合、●●さん(義叔母のご主人)が葬儀等一連の手続を取り仕切るのは無理があるので、どうしたものか、ということでした。
非常にセンシティブな話ですが、避けては通れないことなので、それとなく義母に聞いてもらったところ・・・

万が一の時には、義母に病院から連絡が行くが、葬儀はせず、病院から直接火葬場行き、という段取りを全て自分でつけたので、時間があったら骨を拾いに来てくれればいい、とのことでした。
見事なまでの引き際の準備です。

ご主人の親族から、ご主人が精神疾患を発病したときにその病名を理由に一切の付き合いを断られた義叔母は、長い間1人でご主人を支えてきました。
過酷なストレスが義叔母の病気の発症を早めたに違いない、と夫と話しています。
義母を含めた3人の姉達は義叔母より10歳以上年上で、そんな義母達より先に旅立つのはあまりに早すぎて残念です。

弱音を吐かず、自分で幕引きの準備を済ませてしまった義叔母、その強さ潔さにただただ敬服するだけです。





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騒動
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テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

Comment

NoTitle

翡翠さん、こんばんは。

人間、逆境にあってこそ、そのひとの真の姿が表れるものですね。お義母さまの妹さん、ただただ敬服いたします。

将来、自分の最期もこのようでありたいと思えば、今から毅然とした姿勢で生きていかなければならないと背筋が伸びます。良いお話を聞かせていただきました。

NoTitle

翡翠さん、こんにちは。

義叔母様、ほんとに潔い幕引きを決めていらっしゃいますね。
もちろん、今後のご主人の身の振り方も、決めていらっしゃるでしょう。

ご自分の余命宣告を誰にも言わず、一人でその日をお迎えになったと思うと、胸が痛みます。
ご苦労の末、強くなられたと思いますが。。。
私なら耐えられません。。。

翡翠さんご家族にお話されて、少し気持ちが楽になられたのでは^^
素敵な義叔母様ですね♪

どうもありがとうございます

まつこさん

私も、この世の最期の日まで、出来るだけ潔く毅然とそして心優しく生きていきたい、そのためにも義叔母のことをしっかりと心に刻んでおきたいと思ったので、思いきって書いてみました。
そう仰っていただき、とても嬉しく思います。

どうもありがとうございました。

みかんさん

どうもありがとうございます。

義叔母は物腰も優しく穏やかな人なのですが、どこからあの強さが生まれてくるのか、不思議です。
私も到底同じようにはできませんが、身をもって毅然とした生き方を見せてもらったこと、しっかりと心に刻んでおきたいと思います。

NoTitle

翡翠さんこんばんは。

義叔母様 まだまだお若いのに 心痛みます・・・・

もし私なら そこまで冷静に 自分がいなくなった後の事など
冷静には考えられないと思います。

旦那様の事でも 辛い思いをされてこられ 神様が
おられるなら あまりにもむごい仕打ちのように思います。

少しでも穏やかに過ごされる事を願ってます。

NoTitle

翡翠さん、お辛い中、お話聞かせて下さりありがとうございました。
ただでさえ、お辛い状況下にいらっしゃたのに、ご自身の身に降りかかったその思いは計り知れないものだったことでしょう。
余命をつがられたとき、私なら、どんな気持ちになるのだろうかと時々考えますが、
お義叔母様のお強さに敬服致します。
お義叔母様のうちに秘めた思いに寄り添っていらっしゃる翡翠さんご夫婦のまごころもきっと、届いていることでしょう。
穏やかな日々が続きます様に。

NoTitle

うさぎさん

どうもありがとうございます。

義叔母は退職後、少しずつ回復してきたご主人とのんびり暮らすことを楽しみにしていたはずです。
仰ってくださったように、人一倍真面目に一生懸命に生きてきた心優しい人間に、神様はどうしてここまでの仕打ちをするのか・・・私も不合理を感じます。

hiroさん

どうもありがとうございます。

自分の病気、余命を知った時、誰にも甘えられなかった義叔母の心のうちを考えるとあまりに切ないです。

余命を告げられたときに自分に一体何ができるのか・・・私も同じように考えましたが、到底義叔母の真似はできないものの、せめてこのことを絶対忘れずに心に刻んでおきたいと思いました。
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プロフィール

翡翠

Author:翡翠
翡翠(かわせみ)のおばさん
6年余り、アルツハイマー型認知症の実母(要介護4、2009年で72歳)を自宅で介護。
2009年6月、母は特別養護老人ホームに入所。新たなステージの介護に突入しました。
2010年7月、要介護5に。
共働きの夫あり、姑(2009年81才)も同居。子供なし。

好き:
フィッシュ&バードウォッチング、ウォーキング、赤ワイン、食べる、サッカー観戦、旅行

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