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嬉し辛しの一言

昨日母のところに行ってきました。
母の表情はボンヤリしていて、言葉も出てきませんでした。
ふと、以前テレビで拝見した故南田洋子さんにソックリと思ってしまいました。
顔立ちが違っても、認知症患者の場合は顔が無表情で眼力がないので、何となく皆同じような感じに見えてしまうのかもしれません。
調子が良いときは、表情も全然違うのですが、その落差に分かっていても驚かされます。

看護師さんに聞いたところ、前の晩あまり眠っておらず、朝からウトウトしていて朝食も食べられなかったとのこと。
興奮していたわけではなく、具合が悪いこともなさそうで、今は睡眠剤も精神安定剤も服用していないので、眠れないときもあるのかもしれないと、あまり気にしないことにしました。

いつものように持参の熱いタオルで母の顔を拭き、少し伸びた爪を切りましたが、話しかけていないと母の瞼はくっつきそうに・・・眠たいのに寝かせてもらえないって辛いよなぁ~と思いつつ、昼食も食べずに寝られては困るので、母の名前を呼び、「眠い?」と聞くと、「ううん」と・・・
「握りっこ」(毎回、リハビリを兼ねて母に私の手をギュッと握ってもらい、また私が握り返すのをリズミカルに行います)と呼びかけを繰り返すうちに、母はだんだん覚醒してきました(笑)
その後昼食、50分程かかりましたが完食できました。

帰り際、母に「また来るからね、来週まで頑張ろうね」と言うと、母は頷いた後に「帰っちゃうの?」と。
一瞬、言葉に詰まってしまいました。
「ごめんね、そろそろお夕飯の買い物に行かないとね」と私。
母は「あ~そうだね」と・・・普通の会話のようです。
たとえ一瞬でも会話ができるのは何より嬉しいことです。
そして「帰っちゃうの?」と言われるのは何より心苦しいです。

普段、後ろめたさや罪悪感は、心の奥に閉じこめて考えないようにしているのですが、母の一言がこたえました。もう、ひたすら母に謝るばかりです。
後ろ髪を引かれつつ、今日も母と会話のキャッチボールが出来たことを喜ぶように、と自分に言い聞かせて帰ってきました。




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テーマ : 認知症の介護
ジャンル : 福祉・ボランティア

Comment

NoTitle

翡翠さん、こんばんは。

本当に表情でその日の調子がわかりますよね。うちの母はまだ初期なのですが、それでも顔つきが日によって、あるいは時間帯によって、だいぶ違います。

「帰っちゃうの」は言われると辛いですよね。でも辛いけど、それは翡翠さんのせいではないので、罪悪感は消しちゃいましょう!私も毎週の帰省のたびに、母を一人残して東京に戻るときにちょっと辛くなります。私の乗ったタクシーを見えなくなるまで見送る母の姿を見ては、車の中で涙ぐんでいたのですが、最近、「メソメソしていても仕方ない!私が明るく、幸せな気持ちでいないと、かえってママに悪いぞ!」と自分に言い聞かせています。

どの段階でも、今できる範囲の中でできることをしてあげる、それでいいんだと思います。私たちが辛い気持ちになっても、母たちがそれで救われたり、癒されたりするわけではありません。母たちのためにも笑顔でいましょう!

NoTitle

切ないですね。
両親亡き今、私も時々どうしようもない罪悪感にとらわれることがあります。
でも過ぎてしまったことを悔いても仕方ない、今を一生懸命幸せに暮らすことが親孝行だと言い聞かせています。
翡翠さんも、できる範囲でお母様に会いに行ってあげてください。 どうか自分を責めないように。 ホームの方と一緒に介護しているという自負を忘れないで。

翡翠さん、おはようございます。

何だか…この記事を読んでいて、改めて思う事がたくさんありました。

いつも私ばかり励ましていただいてますね…そして、「前向きにね」と言われる事がありますが、そう言っている方達が、悲しい、悔しい、どうしよも無い感情を押し殺して前を向いているんだなと、改めて思いました。
本当に、どんな状況になっても、いくつになっても、母を、あるいは介護者を思う気持ちは変わりませんよね。
翡翠さん、どうかご自身を責めないで…笑顔でお過ごしくださいね…
応援してます!

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どうもありがとうございます

まつこさん

そうですよね~娘が辛い気持ちでいることを喜ぶ母親はいませんし、それで母の病気が良くなるわけでもありませんものね。
ちゃんと話すことが出来れば、自分のことはいいから貴女の好きなようにしなさい、と私の母も言うはずです。
もっと心を強くしないといけませんね!

笑って笑わせて・・・で、また週末母に会ってきます。どうもありがとうございます。

リリーさん

どうもありがとうございます。
辛い経験をされたリリーさんからのお言葉1つ1つが心に響いています。
「ホームの方と一緒に介護しているという自負」そう思って良いのですよね。。。

後ろめたさは消えることはありませんが、自分が一生懸命幸せに生きることが親孝行になると信じて、気を取り直して、また週末母に会ってきます!

シマちゃん

自分のことだけ考えて生活するのが当たり前の年頃なのに、お母さんのことを一生懸命考えて頑張っているシマちゃん、そんなシマちゃんを応援することで、私自身が救われたような気分になるのです。

シマちゃんとは親娘ほどの年の差ですけど、それぞれ娘として母親を思う気持ちは変わりませんね。
応援ありがとうございます♪また頑張ります!

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NoTitle

翡翠さん こんばんは。

>認知症患者の場合は顔が無表情で眼力がないので、何となく皆同じような感じに見えてしまうのかもしれません。
今の 義妹を見てて、本当にそう思います!
調子のいい時と悪い時では天と地くらい違います。
今日もお母さんと 会話のキャッチボールできてよかったですね!
お母さんが 穏かでおられる事私まで嬉しくなります。

お疲れさまです。

翡翠さん、お母様との大切な時間、大事になさっている様子とっても良く解ります。
嬉しさ、辛さ、複雑に絡み合うのが介護でしょうか?
世の中には、大事な家族を振り返りもしない人が山ほどいる訳で、実のお母様のことでこれだけ心を砕き、
その事で悩み、寄り添う・・・・そしてまた自分自身の明日へと向う・・・・お仕事をなさりながら、主婦として、妻として、嫁として、そして、娘として、日々頑張っているご自身を一杯一杯褒めてあげて下さいね♪
「帰っちゃうのぉ?」は『また、翡翠さんに来てもらいたい』というお母様の意思表示。
そう思って、次回また、笑顔でね♪
(ホントは、私も翡翠さんと同じ気持ちになると思うのですが。自分への戒めも込めて・・・)
一つの喜びを頂けた事を心に刻んで下さいね。
お母様とのひと時が、これからも穏かでありますようにとお祈りしております。

どうもありがとうございます

うさぎさん

本当に、調子の良い時と悪い時とでは全然違いますね~仕方がありませんが。。
ただ、嬉しいことに最近は、ご機嫌悪い時でも、辛抱強く母に働きかけるとそれなりに反応が良くなるので、それだけが救いです。どうもありがとうございます。

hiroさん

「嬉しさ、辛さ、複雑に絡み合うのが介護」
そうなんですね・・・素直に喜ぶことは比較的簡単ですが、仕方がないと分かっていても辛い悲しい複雑な気持ちとどう向き合って処理していくのか、難しいですね。
自分なりに出来ることはしているつもりでも、まだまだ足りないのではと思ってしまいます。
でも、hiroさんも介護仲間の皆さんも、皆それぞれに同じ思いなのだと思うと、本当に勇気づけられます。
どうもありがとうございます。

NoTitle

翡翠さ~ん、こんばんは♪

お久しぶりです♪お元気ですかぁ~♪
翡翠さんのところにお邪魔すると、いつもゆった~りとした空気を感じます。

>ひたすら母に謝るばかりです
私も、義母に申し訳なく自分を責める日々ではありますが、皆さんの日々の様子から、勇気をもらいながら過ごしてます。

NoTitle

ほののさん、こんにちは~

どうもありがとうございます。
ほののさんは、義両親の介護の日々誇りに思ってくださいね!限界まで頑張ったではありませんか!

お互いこれまでとは違う介護の段階に進んだのだと思ってできることを頑張っていきましょう♪
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プロフィール

翡翠

Author:翡翠
翡翠(かわせみ)のおばさん
6年余り、アルツハイマー型認知症の実母(要介護4、2009年で72歳)を自宅で介護。
2009年6月、母は特別養護老人ホームに入所。新たなステージの介護に突入しました。
2010年7月、要介護5に。
共働きの夫あり、姑(2009年81才)も同居。子供なし。

好き:
フィッシュ&バードウォッチング、ウォーキング、赤ワイン、食べる、サッカー観戦、旅行

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