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必死の抵抗

先週の胃ろう(PEG)交換時に、母の下の歯が2本グラグラになっているのが分かり、ホームに毎週金曜日来て下さる歯科の先生に診てもらうことになっていました。

前日の金曜日に抜歯されただろうと思い、土曜日に母に会いに行ったところ、顎のあたりに小さな痣ができていました。
抜歯に立ち会っていた介護士さんによれば、歯は簡単に抜けたものの、血が暫く止まらず、先生が口の中に溜まった血を吸飲しようとしたところ、母がかなり抵抗し、吸引機が顎に当たって痣になってしまったそうです。

母はこちらが話すことを理解できなくなっています。
言葉を発することもなく、たまに自分が嫌だと思うことをされた時に声を上げるだけです。

泌尿器科での診察・治療、PEGの交換、歯の治療・・・母にとっては全て理解できないことで、いきなり口を開けさせられたり、洗浄されたりする訳で、その度に強い恐怖を感じるはずです。
何をされるのか分からなかったら、誰でも本能的に抵抗するでしょう。嫌がるのは当たり前です。

母は毎回毎回恐怖を感じ、母ができる唯一の「必死の抵抗」を繰り返しているのでしょう。

土曜日の母は、そう思って見たせいか、顔が怒っているように思えました。

最近見つけた使い勝手の良いガラス製の爪ヤスリで母の爪を手入れしながら、

「○○(母の呼び名)さん、みんなね、変なことしているんじゃないよ。○○さんの体の悪いところを治そうとして頑張ってくれているんだよ。だから、○○さんも頑張ってね、ちょっと我慢していてね」と母に言ってみました。

もちろん反応はありませんでしたが、最初は強ばっていた手も、手を握りながら爪の手入れをしているうちに力が抜けてきました。
表情も和らいだような気がしました。というか、そう思い込むことにしました(苦笑)

母の為の医療行為なのに、母には恐怖心と本能的な抵抗しかもたらさないのか・・・と思うと切ない、やりきれない思いがあります。





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胃ろう(PEG)交換

3日間の夏祭りも終わり、祭りの後には・・・自分でも予想していなかったほど楽しかった思いと筋肉痛と疲労が残りました(苦笑)

10代の男女高校生から50代のオバサンまで、皆が1つにまとまって町内を代表して山車の上でのお囃子演奏、3日間の新鮮で楽しい経験の代償が、筋肉痛と疲労なら仕方がないと思います

一昨日までは寝ても寝ても寝足りないほど・・・とにかく一日中眠く、自覚していた以上に疲れていたようで、仕事以外でPCを見る気力もありませんでしたが、やっと復活しました


先週予定されていた母の胃ろう(PEG)交換ですが、先週一度出血があったため、大事をとって延期され、昨日行われました。
やはり今回も危惧していたとおりのことが起きました。

母は全く口を開けません。開けようとする先生の指に噛みつき、開口器を使おうとしたところ、もともとグラグラになっていた歯がまた1本取れてしまい・・・3月の造設手術の時とまるで同じ、私にとってはあのときの悪夢のような一コマの再現でした。

これまで母はバンパー型というPEGカテーテルを使用しており、これは胃カメラを使用して設置・交換をするのですが、口を開けずに胃カメラが入れられないため、結局、今後はバルーン型のPEGカテーテルを使用することになりました。

6ヶ月ごとの交換となるバンパー型PEGカテーテルに比べ、バルーン型は1~2ヶ月で交換が必要ですが、交換が容易で痛みが少ないのが特徴のようです。

胃の内部にあるバルーンが割れたり縮んだり、これにより腹腔内に栄養が流出して腹膜炎を起こす可能性もあるようですが、これは事故のようなものだと思うので、まずは母が恐怖を感じたり痛い思いをさせないことが第一。

3月に造設手術を行った病院ではもう胃ろうの手術を出来る医師がおらず、今回は別の病院でお願いしたため、今更確かめようがないのですが、あの時に最初からバルーン型という選択はなかったのか?という疑問は残りました。私も不勉強でした。

しかし、今後の交換では母の負担が少なくなるので、それで良かったと思うことにします。

来週は、泌尿器科受診で、レントゲンで膀胱結石の大きさを確認します。
そして、結石をどうするか、このままにしておくか大学病院で手術を受けるか、の家族の決断を先生に話さなければなりません。





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20年の重み

昨日母のホ-ムに行ったところ、久し振りにお仲間のおじさんSさんにお会いしました。
母が胃ろうとなり食介の必要がなくなってから、母に会いに行く土曜日の時間帯を少しずらしたので、奥様の食介にいらっしゃるSさんとは以前のように毎週会うことはなくなりました。

奥様は全身の筋肉が衰えていく難病を患っていらっしゃるのですが、最近の奥様の様子を伺ったところ、だんだん飲みこみが悪くなり、とうとう食事はすべてミキサー食になってしまった、と寂しそうに話されていました。

そして
「もう(発症して)20年だからねぇ、だんだん疲れてきたよ。こちらも死ぬ前にやってみたいことや日帰りでもいいから旅行にも行ってみたいけれど、連れ合いがあんな状態だから、なんか後ろめたいというか、気持がねぇ・・・」と、仰るのです。

いつも元気で明るく冗談を言っているSさんですが、昨日は力強さが感じられませんでした。3日前に73歳の誕生日を迎えたそうで、「おれもいつまで元気でいられるか・・・」とも。

日ごろ介護で苦労しているブロ友さんや周りの知人には、
自分のことも大切に、気分転換は絶対必要、出来る範囲で、無理して頑張らない・・・等と言ってきた私です。私自身もそう言われてきましたし、これは正しいことだと思っています。

でも20年もの間、奥様を介護されてきたSさんのお話を聞き、気分転換しないと・・・と簡単には言えませんでした。
ご夫婦で病気と闘い頑張ってこられた20年という気の遠くなるような年月の重みが、Sさんのお言葉の向こうに感じられ、ただただSさんのお話に相槌をうつだけの私でした。

最後には「子供はいいの、子供は自分の人生があるから、それを大切にしないと」と、まるで私の気持ちを察したかのような?言葉をかけて下さり、またいつもの元気な様子で帰っていかれました。


今週は、夏祭り、母の胃ろう(ペグ)交換手術、そしてこの猛暑で少し参っている妹の様子を見に行きます。
忙しくて、あまり色んな事を考えている時間がないのが却って救いです(苦笑)



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自然体で

妹は一昨日無事退院しました。
これからまだ治療は続きますが、私も少しホッとしています。

さて、この間書きました「忙しいのは自分のせい」について・・・

昨年の秋、母が胃ろうになることも、膀胱結石であることも、そして妹が乳癌であることも、予想だにしていなかった頃、同じ町内に住む三味線仲間の知人が、夏祭りのお囃子に一緒に参加しないか、と誘ってくれました。

私の住む市には、源頼朝が篤く崇敬し源氏再興を祈願したことで知られる、近辺ではそれなりに有名な神社「大社」があるのですが、毎年8月15日から3日間は夏祭りimg4dd1fd693f39c.jpg
神事、祭事が執り行われ、市内でも様々なイベントが開催されます。
その中の1つに、県の無形民俗文化財に指定されている郷土芸能のお囃子演奏があります。

今年は、私の住む町内が当番町にあたり、当番町は町内で山車を仕立て、お囃子を神社に奉納した後、3日間昼・夜と山車に乗ってお囃子を演奏しながら(上の写真)市内を回る役目を仰せつかるのですが、6年に1回このお役目が回ってきます。
お囃子は、大太鼓・小太鼓・篠笛・摺鉦で演奏、曲目により三味線が加わるので、頭数揃えではあるものの、誘ってくれたのが嬉しくて、お囃子は子供の頃から馴染んでいるものの、演奏するのは初めて、これは是非やってみたい!と後先のことも自分の歳も考えずに参加することに決めちゃいました。

母のこと、仕事、家のこと、ろくに練習もできない本来の三味線のお稽古・・・それだけでも忙しくてアップアップしているのに、この上お囃子の練習!?、夫が言う「自分で自分を忙しくしている」は、まさにそのとおりなのです(苦笑)

1月から週1回の練習、5月からは週2回の練習・・・母の胃ろうや病院通い、自分の入院等予想外の出来事、多忙な仕事、家事諸々の合間をぬって練習に参加し、やっとここまで辿り着きました。

正直、自分のためにもっといろんな世界を広げたい・・と思った途端に母が口から食事を取ることができなくなり、そして、ここ2ヶ月は母のこれからのことが重くのしかかり、お祭りで浮かれる気分でもそんな場合でもないし、罪悪感もあり、止めようかと思いました。
しかし、昨年と事情が変わったとはいえ、自分が一旦引き受けた以上は最後までやり遂げたい、という気持ちがあることも事実で、また新たな悩みを抱えてしまった気分でした。

少し前に、親の介護という共通点を持つメル友さんに、この祭り囃子の話をしたところ
「自然体で・・・やってみて楽しいと思ったらそれで良いし、楽しくなかったらこんな時なので仕方がないわ、と自分に言い聞かせれば良いのでは」
と、とってもスッキリするアドバイスをいただきました。

ということで、本番まであと2週間となり、少々くたびれた体に渇を入れて頑張ります。いや、楽しもうと思います。






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プロフィール

翡翠

Author:翡翠
翡翠(かわせみ)のおばさん
6年余り、アルツハイマー型認知症の実母(要介護4、2009年で72歳)を自宅で介護。
2009年6月、母は特別養護老人ホームに入所。新たなステージの介護に突入しました。
2010年7月、要介護5に。
共働きの夫あり、姑(2009年81才)も同居。子供なし。

好き:
フィッシュ&バードウォッチング、ウォーキング、赤ワイン、食べる、サッカー観戦、旅行

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