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笑いのツボ

デイやショートで、また、老健や特養といった施設では、原則、利用者・入所者の方は「佐藤さん」「鈴木さん」と名字で呼ばれていると思います。母のホームでも、もちろんそうなのですが、母の入所にあたり、特別に母のことは名前で呼んでいただくようにお願いしました。
母は若い頃から、親戚や姉、友人から名前で呼ばれていて、私達姉妹や私の夫と義母、妹の子供たちも、母のことをよく名前で呼んでいたことから、母は名字で呼ばれるよりも名前で呼ばれた方が、自分のことだと分かり、また名前で呼んでくれる人は自分の味方、親しい人であると認識できるだろうと考えたからです。
理由を話すと施設長さんは快く承知してくださり、入所当日に母を必ず名前で呼ぶように、とのお達しをスタッフ全員に回してくださいました。

あれから3ヶ月余りが経ち、以前は無反応のことが多かった母が、最近名前を呼ばれると、ほぼ反応するようになりました。それも「ハイ~」と妙な調子をつけて、声がした方に顔を向けます。これもスタッフの皆さんが心をこめて母の名前を呼んでくださった結果だろうと、とても感謝しています。

もうひとつ、これも最近のことなのですが、母は突然「笑いのツボ」にはまったかのように笑います。
特に私が可笑しなことを言ったわけではないのに、「ククッ・・」とか「フフッ・・」と小声で笑い始め、しばらく笑いが止まらず涙目になったりしています
昨日は突然「スリッパ」と言いだした後、笑いのツボにはまっていました。

余所の人から見たら、何でもないところでいきなり笑い出すなんておかしい、気味悪い、と思われるでしょう。まぁ、認知症の人の行動は、健常者と異なるという意味で、既におかしいのでしょうが。。。

私にしてみれば、口癖のように「コワイ」「コワイ」と言っていた母が、たとえ意味不明であっても、笑ってくれる、それも涙目になるほど笑う、きっと母の世界で何か可笑しい?楽しい?ことが起きているからだと思うと、とても嬉しいです。

最近、母に会って帰る道、心が軽くなっていると感じます。母をホームにお願いしていることに対し罪悪感とか後ろめたさは常にあるのですが、それとは別に、母と過ごした時間そのものが私を元気にしてくれるようです。
いつも良いことばかりではないと思いますが、こういう状態ができるだけ続いてほしいものです。



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癒しの時間

連休中、それなりに忙しくて1度もPCを立ち上げることもなく過ごしてしまいました。

義母のお誕生日祝いを兼ねて、白山まで1泊2日で出かけてきました。疲れました・・・(苦笑)
前回書きましたように、義母は杖を使っているものの、頭も身体もそして口も!達者です。
移動の車の中では、殆ど、寝ているか喋っているかのどちらか・・・なので、長時間一緒にいると正直ちょっと疲れてきます。

具体例~走る車の中から外を見て、
義母「わぁ~ナナカマドが綺麗よ!その下にマツムシソウが咲いていたわ~」
私「(マツムシソウ今の時期にまだ咲いているんだぁ・・・と思いつつ)あっ、そうですか?」
義母「あれを見なかったの?あなた達、そういうものにホント興味がないんだから」
私「(心の声:いやいや~花にも興味はありますが、皆が皆走っている車から同じ景色をみている訳ではないので、そう言われても・・・)」
と、まぁ、こんな感じです。アハハ・・・

旅行の翌日、一人でお墓参りに行った後、母に会いに行きました。
BGMに箏曲のCDをかけ、母と2人、外の風景を眺めながら静かな時間を過ごしました。
母の断片的な話は、内容が理解できないことが多いのですが、同じ話を何度も繰り返しながら、時々2人で笑いながら・・・と、穏やかなひとときでした。

これから先、母がどうなっていくのかと考えると、不安になることもあります。
母のご機嫌が悪かったり、身体の傾斜が酷くて調子が悪いときなどは、ガックリきます。
が、今は母と一緒に過ごす時間が、私にとって癒しの時間であることをあらためて認識しました。。。




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八十一の手習い

先週、義母が81歳の誕生日を迎えました。

最近、モノの名前が出てこない、昨日食べたばかりのブロッコリーなのに、ブロッコリーの名前が出てこないのよ~と言っています。
名前が出てこなかったという事実を覚えているので、全く問題ないと思っていますが、義母本人は、モノの名前を忘れてしまうことが心配で、あれこれ考えていると恐くなって夜も眠れなくなると言います。
私自身もそうなので、「もの忘れ」に対する恐怖心や不安感はよく分かりますが、気にし過ぎてはかえって良くないと思います。

義母は現在、月1回の俳句の会と月2回の歌を歌う会に参加していますが、それ以外は病院や日常の買い物の他あまり外出せず、たまにお仲間に誘われてバードウォッチングに行ったり、私達夫婦と一緒に出かけたり、という程度、食事は3食とも自分の分だけ作り、自分のお部屋の掃除をし、洗濯は時々私達の分までやってくれています。
81歳という年齢、6年前に人工股関節の手術をして杖を使っていることを考えれば、普通というか、むしろ平均的な81歳より元気だと思います。
もっとも、私の母を除けば、ご近所には元気でしっかりしたお年寄りが多いので、何をもって「平均」というのか、実はよく分かってはいませんが。。。

そんな義母が昨日、来年は俳句の会の幹事をやらされそうで嫌だと言うので、夫と思わず口を揃えて間髪を入れずに「やった方がいい(ですよ←は私)!」と言いました。義母は、人の名前を覚えられない、面倒くさい等々、ブツブツ言っていましたが、あの歳になって、お役目をまだ与えられるのは有り難いことだと思うのです。

そして、3日位前に読んだ「100歳を超える高齢者の多くは、楽しみながら人生を過ごし、70、80歳を過ぎてから新たな挑戦を始めるケースも目立ち、前向きな気持ちが長寿の秘訣・・・」という記事のことを義母に話したところ・・・
「そうそう、この間、市からいただいた敬老のお金で、ハーモニカを買ったのよ。ハーモニカを習おうと思って」とのこと。

あまり真剣に心配しなくても、まだしばらくは大丈夫そう・・・かな?



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もの言わぬ友

母が自宅にいた頃、花瓶に生けたお花はいじってしまうため、観葉植物の鉢は即席トイレになってしまうため、お花も鉢も一切置かないようにしていました。
植物だけではなく、母の予想外の行動に対処すべく、というよりも危険防止のため、玄関・居間・台所・母の部屋等、母の活動範囲内には、出来るだけモノを置かないように気をつけていました。
なので、それはそれは殺風景な室内でした。

先月から観葉植物を増やし始めました。玄関で、居間で、台所で、緑を目にすると、とても心が癒されます。
毎晩、家事仕事等やるべきことを済ませた後、1つ1つの観葉植物の状態をチェックして葉水し・・・と植物のお世話?をする時間が、私の心を和ませてくれます。

以前、息子2人の子育て真っ最中の友人の妹さんが、なかなか自分の思うとおりにいかないストレスを抱えた日々の中で、ガーデニングに熱中されていました。妹さん曰く「お花だけが私の言うことを聞いてくれる唯一の友達だから」と。

最近ふとその言葉を思い出し・・・今、私の言うことを誰も聞いてくれないということでは決してありませんが・・・お気に入りの観葉植物と向かい合っていると、やはり「もの言わぬ友」という言葉がピッタリかもしれないと思えてきます>私って寂しい人間?

観葉植物の癒し効果とはちょっと話が異なりますが、園芸作業をすると脳の血流が増加し、認知症の進行を抑える可能性があるという研究に関する新聞記事を以前読んだことがあります。
実際私が見学に行ったグループホームでも家庭菜園の作業を取り入れているところがありました。
ちょっと調べてみたところ、アメリカや北欧では1950年代から、「園芸療法」が心や体を病んだ人たちのリハビリテーションとして始まっていたのですね。私は全く知りませんでした。
いろんな「療法」が確立されて、認知症であっても心穏やかに暮らしていける方法が、人それぞれに合った形で1つでも多く増えることを願っています。



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上々♪

週末、母のところにCDラジカセとCDを持ち込みました。
CDはまず、箏の名曲集と唱歌童謡の2種類を用意し、昼食をはさんで、箏のアルバムを聴いてもらいました。
1曲目、最も有名と言って良い箏曲「春の海」は、母はあぁ~という感じで、何となくぼんやりと聴いていました。

母が認知症と分かってから暫くの間、私と母の二人でお箏のお稽古に行っていたのですが、その時にお復習いした曲(六段)を昼食後にかけてみました。しばらく経つと、母は右手の指3本を動かしはじめ、お箏を弾いているような仕草を見せるようになりました。左手はまるで絃を押しているかのように?微妙に動いています。またまた驚きです!

ロビーで、例の「おじさん」ご夫婦も近くにいらしたのですが、母のそんな様子をみておじさんが、「ほぉ~良い感じだね~」と仰ってくださいました。

新しい試み、まずは上々の結果かな~と思い、とても嬉しいです。
早急にいろいろ期待しすぎてもいけない・・・と逸る心を抑えながら、しばらくの間は、いろんな音楽聴かせて母の反応を見たいと思います。




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字が読めた!

母のホームでは、先日書いた音楽療法の他、毛筆書道教室があるのですが、これは母にはもう無理かもしれないと思っていました。
母が自宅にいた最後の頃、もう字を読むのを嫌がり、自分の名字は書けずに「●●コ」とカタカナ(実名は漢字)で名前を書くのが精一杯でした。

ここのところ母の調子が良いのを見て、ホームの方で母を書道教室に参加させてくださり、その様子を報告してくださいました。
「まち」というお習字のお手本で、母は「ま」の字だけ読めたそうです。驚きです!そして嬉しさが倍です!!というのは、実は私の名前の最初の字は「ま」なので・・・(笑

まずは、お手本を上からなぞって書いていく練習からです。
ホームの廊下には、書道教室での作品が張り出されているのですが、何とか母のも・・・と早くも高望みをしています。
学校などで「うちの子の作品も展示してください!」と言う親バカと同じですね~焦りは禁物です・・・




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音楽療法

母のホームでは、月に3-4回、外部から音楽療法士の方が来て下さり「音楽療法」を行っていて、母も入所時から参加しています。
平日の昼間に行われるので、なかなか見学に行けないのが残念ですが、スタッフの方によれば、最近の母は、声は小さいけれども歌を口ずさみ、鈴を鳴らし、太鼓をたたき・・と、とても良い反応で、音楽療法が終わった後は、一段と表情が穏やかで落ち着いているようです。

ホームに入所して2ヶ月半、入所時には目はうつろ、食欲はなく、身体も不安定で、このまま廃人になってしまうのではと思ったことがウソのように、今の母は顔の色つや良く、食事はほぼ完食、上半身の動きもかなりしっかりしてきました。
言葉も少し出るようになり、精神的にもだいたい落ち着いています。
当面の基本的な目標が(リハパン以外)ほぼ達成され、もう少し違うことを何か・・・とここしばらく考えていました。

ホームでの音楽療法は母にとても良い効果があるようなので、母に会いに行った時に一緒に音楽を聴いたり、歌を口ずさむことができるよう、CDラジカセとCDをこの週末に持ち込む予定です。ホーム側も、母のために良かれと思うことは何でもやってみましょう、と快く了承してくれました。

母は子供の頃からずーっとお琴を習っていたので、箏曲や文部省唱歌等のCDを・・と思っているのですが、もし何かお勧めのCDがあれば、是非教えてください。




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プロフィール

翡翠

Author:翡翠
翡翠(かわせみ)のおばさん
6年余り、アルツハイマー型認知症の実母(要介護4、2009年で72歳)を自宅で介護。
2009年6月、母は特別養護老人ホームに入所。新たなステージの介護に突入しました。
2010年7月、要介護5に。
共働きの夫あり、姑(2009年81才)も同居。子供なし。

好き:
フィッシュ&バードウォッチング、ウォーキング、赤ワイン、食べる、サッカー観戦、旅行

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